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久しぶりに九州の地銀のことでも書いてみよ〜その2 [地域金融]

今日の福岡は久しぶりに太陽が顔を出しています。

蒸し暑さもあって汗が噴き出しますね。


さて、「早く続きを」というありがたいリクエストも頂き、

地銀の動向について続きを書きます。


前回は佐賀共栄銀行がスリム化を目指して

合併されやすい状況を作っているようだということを書きました。


では、どこが買う可能性があるのか。

可能性ですからどこの銀行にもあるのでしょうが、

地域戦略的にみて重要視しているところをピックアップしましょう。

この問題は佐賀銀行の動向ともリンクしてきますのであわせて書きますね。





まず、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)。

福岡銀行、熊本銀行、親和銀行を傘下に収める地域金融の雄ですね。

image1.JPG

十八銀行が親和銀行との合併を予定していますから

福岡、長崎の間にある佐賀を取っても良いと思います。

佐賀共栄銀の資金量は2000億円規模とみられていますから、

まあ、母店より大きな地域営業部のような位置づけになるのではないでしょうか。

それで福岡、佐賀、長崎の西九州はFFGの版図になります。

ただ、佐賀共栄銀を傘下に収めると佐賀銀には手を出せなくなります。


なぜか?






それは公取が目を光らす「地域の寡占」に引っかかるからです。


十八銀行と親和銀行の合併に関しても

長崎県内の預貸金の5割、7割に達するため地域の寡占にひっかかります。


FFGは「地域をバックアップするため」とその意義を掲げて

公取と協議をしている最中です。

これがとてもめんどくさいみたい。


佐賀共栄と佐賀銀をダブルで傘下に収めれば

また公取とややこしい協議をせねばなりません。

十八銀行との合併にも体力がいるため

なかなか難しいのかなと思っています。


佐賀共栄はあっても佐賀銀はないのかな?






次に10月に持ち株会社化に移行するNCB。

オレンジ色のビルが旧福岡シティ銀の本店、ビルが旧西日本銀行の本店です。

image2.JPGimage1.JPG

西日本シティ銀行や長崎銀行、豊和銀行が傘下にあります。






地域金融機関の統合に関して

FFGに一歩も二歩も先を越されているため焦りは隠せません。

まあ、これには福銀にキーマンがいるのですが

その話はまた後日。


営業エリアを拡大するためには佐賀共栄も佐賀銀も欲しいところでしょう。

ですが共栄は小さ過ぎるし佐賀銀は営業範囲がかぶってしまう。。。



なぜなら佐賀銀は佐賀県内では資金需要があまり見込めないため、

福岡への進出を進めてきているからです。

なんと営業店の4〜5割は福岡県にあります。

NCBの営業店と丸かぶりです。福銀ともそうですが。。。






そうすると、

一番佐賀銀行に「アモーレ(愛)」を持っているのは。。。

                      (続く)


あくまであちこちで見聞きした話を総合していますので
想像の域を超えない話として聞き流してもらって結構です。





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