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アメリカから空売りファンドがやってくる [経済全般]

アメリカから空売りファンドがやってきます。

グラウカス・リサーチ・グループ(カリフォルニア)は

上場企業の不正を調査、発見し

株を空売りをすることで収益を確保するファンドです。

有価証券報告書や決算短信などを目を皿のようにして調べ上げることで

隠された不正を暴く方針だそうです。

調べて、見つけ、空売りして、公表→下落したところで買い戻して利益確定。。。

おー怖。






空売りとは証券会社などから株を借りてきていったん売り、

下がったところで買い戻してその差額を得る投資方法です。

信用取り引きができるように事前の契約が必要です。


例えば売買単位当たり10000円の株があったとします。

借りてきた株を市場で空売りします。

実物を売っているわけではないのでカラなんですね。

株が8000円に下落したところで反対売買、

つまり買い戻すと8000円で現物を入手できます。

それを証券会社などにお返しすると

2000円分の儲け(手数料別)が手元に残るというわけです。

証券会社は貸した株と手数料をもらい、

空売りした人はその差額をもらうということです。






しかし、予想に反して株価が上昇すると

10000円で借りてきたものを

12000円とか、15000円とかで

買い戻さなくてならないので損失がでます。

ですからストップ高なんかされると心臓が止まりかねません。

現物株での取引は財布がカラになるだけだが、

空売りは家をなくすことになると昔からいわれているゆえんです。



日本でも東芝や三菱自動車など企業の不正会計が大きな問題になっています。

コーポレートガバナンス重視の姿勢が高まる中、

不正はまだまだ出てくるだろうという見立てですね。






九州でもプラントメーカーの高田工業所(北九州市)が

下請け業者への架空発注など不適切会計でゴタゴタしています。

企業の不正会計を結果的に減らすことにつながるのか、

はたまた空売りファンドが大忙しとなるのか?

枕を高くして眠ることができない企業経営者もきっといることでしょうね。


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