熊本─福岡の鉄道が復旧しました

昨日夕方から
鹿児島線の荒尾と熊本を結ぶ区間の運行が再開されました。
これで福岡と熊本を鉄道で移動することができるようになりました。
多くの方々が立ち往生の状態でしたので
ある程度移動がしやすくなるようです。
しかし、九州新幹線はまだ復旧のめどが立っていません。
高速道路も同様です。

九州は西の端にある島です。
他のエリアの方々から見れば田舎のイメージが強いでしょう。
しかし、田舎には工場用地となる土地と工作機械を冷やす水、
そして優秀な人材を多数輩出する工業高校が豊富にあります。
そのため、企業進出が進んでいる地域もあるのです。
その最たるものが熊本でした。

海外向けの高級車を作っているトヨタ自動車九州（こちらは福岡ですが）や
ドア部品をつくるアイシン、二輪車を手掛けるHONDA、
液晶パネルの富士フイルム、画像センサーのSONY、
自動車用半導体のルネサスなどの企業の工場も点在しています。

問題はこれらの工場の多くがマザー工場でなくても
完成品に欠かせぬ部品を手掛けているということです。
そのため完成品を形成できないという事態が起こってしまっているのです。
ものづくりの役割分担が裏目に出たケースでしょうか。。。

一刻も早い地震の収束と復興を願うばかりです。。。