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長崎市の洋館を森トラストが高級ホテルに/インバウンド利用も視野に [長崎]

児童養護施設が高級ホテルに生まれ変わることになった。
不動産開発大手の森トラスト(東京)は、長崎市南山手町の児童養護施設「マリア園」を外国人富裕層向けのラグジュアリーホテルに改装する。赤レンガ造りのこの施設は、世界遺産の旧グラバー住宅など明治期の洋風住宅が点在する国の「重要伝統的建造物群保存地区」にある。インバウンドが増加する中、同社は外資系ホテル運営会社との連携を視野に、22年度の九州新幹線西九州(長崎)ルート暫定開業までのオープンを目指す。

マリア園.jpg

 マリア園は1950年までイエズス会の修道院本部として使用され、その後、児童養護施設となっていた。耐震強度不足の問題などから、近隣地への移転と跡地活用方法を検討していた。同園を運営する社会福祉法人と森トラストは7月21日付で売買契約を締結。同社は建物の外観を維持しつつ耐震化、内装工事などを行い、ラグジュアリーホテルに改装する。用途変更も必要なため、国や市と協議し改装内容を詰めることになる。投資額は非公表。



 同社が九州でホテル事業を展開するのは初めてとなる。伊達美和子社長は同31日に長崎市役所を訪れ、田上富久市長に契約内容などを報告。「長崎は世界文化遺産を含め観光資源の宝庫。これらを活用して世界的な観光インバウンドを、日本、長崎に誘致したい」と述べた。これに対し田上市長は「長崎にこれまでになかった新しい形での資源の生かし方・価値のあり方を実践してもらうことは、長崎にとってプラスになる」と交流人口の拡大につながる施設のリニューアルに期待を寄せた。
 マリア園の敷地は約4800平方メートル、建物は地上3階、地下1階建て延べ約3300平方メートル。フランス人修道士の設計で1898(明治31)年に建設され、ロマネスク様式の装飾が施されている。




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