九州新幹線 熊本地震からの復旧 [九州新幹線]
先日、熊本地震を受けた西部ガスの復旧活動をご報告しました。
後日、九州新幹線の復旧活動についてもご報告する旨
お伝えしておりました。
遅くなりましたが本日お知らせいたします。
4月14日の熊本地震の「前震」で回送中の6両編成の車両すべてが脱線し、
全線運休に追い込まれた九州新幹線。
クレーンが使用できないなど、
当初、難航が予想された九州の大動脈の復旧作業だが、
想定以上のスピードで進み、早期の運行再開につなげることができた。
その理由はどこにあるのか─。
脱線現場は熊本駅から南に1・3キロの高架橋の上だった。
地震直後の15日は脱線した車両を目視、80キロで走行していた6両編成の24の車軸のうち、
22の軸が脱線しているのが確認された。
すべての車両が脱線したのは初めての事態だ。
04年の新潟県中越地震でも東日本旅客?道(JR東日本)の上越新幹線が脱線したが、
その時脱線したのは40車軸中22軸。
これほど多くの車軸が脱線したのは非常に珍しいケースだった。
また、脱線した場所が川の上でクレーンの足場が組めないことも分かった。
新潟県中越地震では余震が続く中、
作業員の安全を確保するのが難しいため、
クレーンを使って車両をつり上げ、脱線した8両すべてを軌道に戻した例がある。
今回のケースは当初、クレーンで車両を軌道に戻せないと判断されたため、
かなりの時間を要することが想定された。
(実際は1両のみは高架橋の上から外れた場所にあったのでクレーンで動かせた)
明くる16日は未明に「本震」が発生。
余震が相次ぐ中、二次災害に注意しながら本震による影響についてさらに詳細な調査を行うと、
車両が横へ最大23センチも動き、壁の近くまで傾いてしまったことが判明した。
16?17日にかけては情報収集を行い、復旧作業のための準備を整えた。
この間、架線の電源区分セクションの分離の必要性も明らかになった。
というのもJR九州は復興支援のスピードを加速するため、
運行に支障がない地域、特に博多─熊本間の早期復旧を目指していたのだが、
脱線箇所と熊本駅は同一の‥‥
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4月14日の熊本地震の「前震」で回送中の6両編成の車両すべてが脱線し、
全線運休に追い込まれた九州新幹線。
クレーンが使用できないなど、
当初、難航が予想された九州の大動脈の復旧作業だが、
想定以上のスピードで進み、早期の運行再開につなげることができた。
その理由はどこにあるのか─。
脱線現場は熊本駅から南に1・3キロの高架橋の上だった。
地震直後の15日は脱線した車両を目視、80キロで走行していた6両編成の24の車軸のうち、
22の軸が脱線しているのが確認された。
すべての車両が脱線したのは初めての事態だ。
04年の新潟県中越地震でも東日本旅客?道(JR東日本)の上越新幹線が脱線したが、
その時脱線したのは40車軸中22軸。
これほど多くの車軸が脱線したのは非常に珍しいケースだった。
また、脱線した場所が川の上でクレーンの足場が組めないことも分かった。
新潟県中越地震では余震が続く中、
作業員の安全を確保するのが難しいため、
クレーンを使って車両をつり上げ、脱線した8両すべてを軌道に戻した例がある。
今回のケースは当初、クレーンで車両を軌道に戻せないと判断されたため、
かなりの時間を要することが想定された。
(実際は1両のみは高架橋の上から外れた場所にあったのでクレーンで動かせた)
明くる16日は未明に「本震」が発生。
余震が相次ぐ中、二次災害に注意しながら本震による影響についてさらに詳細な調査を行うと、
車両が横へ最大23センチも動き、壁の近くまで傾いてしまったことが判明した。
16?17日にかけては情報収集を行い、復旧作業のための準備を整えた。
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