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熊本地震から3カ月 ガス復旧を振り返る [地震]

熊本地震が発生しておよそ3カ月たちました。

大きな爪痕を残した地震ですが、

関係者の皆さんのご努力で復旧が進んでいっています。

今回はインフラ企業のひとつ、

西部ガスの復旧活動についてお知らせします。






4月14日、震度7の前震発生からおよそ20分後。

西部ガスは同9時45分に総合災害対策本部を設置し情報の収集に着手。

同10時25分には全国のガス会社が加盟する「日本ガス協会」(東京)に

一部地域での供給停止を連絡し、協会も同時刻に対策本部を設置した。

これを受け協会は同11時30分に技術調査隊の派遣を決定している。



ガスの供給停止は構造物の被害と相関関係にあるSI値が

「60カイン」を超えるか否かで判断するが、

前震発生時には超えた地点はごくわずかで

当初、熊本支社はガス漏れなどに対する問い合わせに個別の対応を続けていた。

しかし、16日午前1時25分の本震では

熊本市内のほぼ全域で60カインを超えたため、

福岡の供給指令センターからの遠隔操作で同1時50分にガス供給を遮断。

熊本市の全域と合志市、菊陽町、益城町、大津町、嘉島町、御船町の全域

計約10万5000戸からガスの灯火が消えた。

同3時10分には協会に熊本支社のほぼ全域の供給停止の連絡と救援を要請、

協会も対策本部から救援体制に移行した。

さらに協会は関東以西の各地方部会に救援隊の派遣も要請した。




現地では熊本支社とグループ会社、協力会社の人員が五月雨式に集合し、

順次、一般家庭の低圧閉栓作業に着手した。

また、本社のある福岡からも各部門が可能な限り人員を熊本に送り込んでいった。

17日日は緊急を要する4つの拠点病院への

移動式ガス発生装置設備を設置し臨時供給を開始した。

一般家庭については移動式ガス発生設備を広域からも取り寄せ127台を確保。

34台が使用された。

また、カセットコンロは2万台を確保、

うち1万5022台が自治体や一般家庭に配布された。

18日に一般家庭に枝分かれする前の中圧ガス導管(全145㌔)の健全性確認作業が完了、

19日には低圧閉栓作業も完了した。

20日に中圧ガスを供給する全施設の復旧が完了、

あわせて熊本市南区と中央区の一部地域の開栓作業を開始。

正午までに488戸で開栓(ガス供給)が完了した。

 
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