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英国のEU離脱決定 九州への影響〜その2 [驚きの出来事]

英国のEU離脱決定
九州への影響〜その2を書いてみます。

いつもの通り別に書いたものをペーストしますね。

英国EU離脱.JPG

世界の金融市場を揺さぶった英国の欧州連合(EU)離脱の選択。
今後、予想されるのは英国経済の後退に伴うポンド安と
安全資産である円への資金流入による円高だ。
この為替変動の影響は九州にもじわりと及びつつある。

円高で大きな影響を受けるのは輸出で収益を稼ぐ企業である。
安川電機(北九州市)は17年3月期の想定為替レートを1ドル=120・8円から110円に、
ユーロ円も125円に修正していたが既にこれらのレートを突破、
収益の押し下げ懸念が広がっている。




また、日本タングステン(福岡市)は
前期1ドル=120円で設定していた為替レートを今期は105円に修正。
「これほどの円高になるとはそうていしていなかった」という。
1円円高に振れると800万円程度の減益になるため、
為替動向に神経を尖らせている。

また、インバウンドへの影響を懸念する声も多い。
中国人による爆買いの流れが一服したのに加え、
円高により日本国内での購買の魅力が減退しているためだ。

長崎の物販業者は「このまま円高が続けばショッピングに影響が出そうだ」と困惑気味。
福岡市の百貨店も「訪日客の購買は足踏み状態」という。
円高が長引けば外国人観光客の消費に大きな影を落とすことになりそうだ。





一方、円高ポンド安でとりわけ注目されているのが英国への留学だ。
福岡留学ジャーナルカウンセリングセンター(福岡市)は
「留学先としての英国は高額な費用がかかるというイメージが強く、
近年はアメリカやカナダなど北米の人気が高かった。
ポンド安になれば費用が抑えられるため、英国人気が戻る可能性がある」と説明する。

同社の場合、授業料と滞在費を合わせた英国留学の平均費用の概算は、
12週間で50~90万円、24週間で100~160万円、48週間なら190~310万円になる。
主な利用者は、大学生や20代の会社員で、最近は高校生も増えているという。
学生の費用は保護者が、会社員は自ら負担するケースが多く、
「懐具合に鑑みてできるだけ費用を抑えたい」というニーズが多数を占めているという。



今回の英国のEU離脱決定は政治的要因に起因するものであり、
リーマンショックのような金融システムに起因する問題ではない。
しかし、リスクマネーは安全資産である円への逃避を継続する可能性が高い。
アメリカ経済の先行きにも不透明感が出ているため、
円高に振れやすいようだ。

円高は輸出企業だけでなく
九州の各地域が力を入れるインバウンドにも影響を及ぼすため
注視していく必要がありますね。

エネルギーなど輸入品の価格押し下げにはなりますが、
円高の影響の方が経済に与えるインパクトは大きいでしょう。





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